「山形釣り情報」・・・県内の釣り関連ニュース2010
 


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今年も山形県内の釣りに関係する各種ニュースを配信してまいります。
みなさまからの情報・話題提供も受付ています(無料)ので、メールでお寄せください。


 2010.10.26掲載
 
赤川支流で造成した「サクラマス産卵場」の観察会、開催

▲造成した場所で行われたサクラマスの産卵について、調査をしているところです
 9月4日に赤川支流で「サクラマスの産卵場造成」が行われたのは先にレポートしたとおりですが、その産卵場で実際にサクラマスが産卵しているかどうかを観察する会が、10月9日に行われました。この日、観察会に参加したのは山形県内水面水産試験場の職員2名と、山形大学農学部に在籍する7名の学生さんと3名の教授(大久保教授、菊地教授、渡辺教授)、そして一般参加者1名の計13名。当日は朝9時30分に現地に集合し、約2時間ほどをかけて支流各所でサクラマスの産卵の様子を観察しました。
 造成した場所に行くまでの区間でもすでにサクラマスが産卵した場所が各所にあり、そうした場所では山形大学の学生さんたちが先生方の指導に従って産卵場の広さを測ったり、リボンでその場所をマーキングをして、記録に止めていました。また川には産卵を終えたサクラマスが命尽きて横たわったりもしており、そうしたサクラマスの体調なども測って記録に止めていました。
 造成した場所については、造成後に大きな増水があって多くの土砂が流され、造成した時とはかなり様子が違っていましたが、それでもサクラマスの産卵は行われていて、一応の成果が得られたようでした。

▲産卵を終えたサクラマスを調査

▲産卵を終えたサクラマス

▲産卵のあった場所にマーキングしていると
ころ

▲産卵のあった場所は小石が掘り起こされ、
周囲より白くなっているのがわかります

▲産卵前のサクラマスを発見し、定位しているところを水中で撮影してみました
 2010.9.9掲載
 
今年で3回目となる、ドコモショップ寒河江店主催 「寒河江川クリーンUP&鮎釣り大会」
 今年も県内外から約20名の釣り人が参加し、河川清掃に汗を流しました
 去る9月5日(日)、寒河江市を流れる寒河江川を会場にして「第3回寒河江川クリーンUP&鮎釣り大会」が開催されました。この大会は地元・寒河江市にあるドコモショップ寒河江店(後藤健治社長、寒河江市新山1-309-1)が主催するもので、今年で3回目。今年は県内外から約20名の釣り人が参加して、寒河江川の清掃とアユ釣り競技を行いました。
 県内では小国川や寒河江川で毎年多くのアユ釣り大会が開催されていますが、そのほとんどは釣具メーカーが主催するもので、この大会のように釣りとは無関係の地元企業が「河川清掃」や「福祉施設への貢献」などを目的にアユ釣り大会を開催する例はほとんどありません。その意味でこの釣り大会は大変貴重なものといえます。また河川環境は年々悪くなる一方であり、その点からもこの大会は大きな意義のあるものです。
 この大会も今年で3回目を迎えますが、「河川環境を守る」といった開催趣旨は地元でも高く評価されており、主催者のドコモショップ寒河江店にも多方面から評価と期待の声が寄せられているとのこと。そうした声に応え後藤社長は「来年もがんばって開催する」と語ってくれました。
 来年は今年以上に多くの皆さんにご参加いただき、大会を盛り上げていもらいたいものです。

〈協賛各社一覧〉
◆(株)寒河江測量設計事務所
◆寒河江自動車学校
◆こころの宿 一龍
◆ホテル シンフォニーアネックス
◆そば処 吉亭
◆ワンナップコーポレーション
◆(株)リプライ
◆(株)カック
◆(株)ダイヤモンドテレコム東北支社
◆イリオスネット(株)
◆山形新聞寒河江支社
◆山形放送(株)
◆さくらんぼテレビジョン
◆エフエム山形
◆やまがたシティエフエム(株)

▲開会の挨拶を行うドコモショップ寒河江店の後藤健治社長(写真をクリックすると大きな写真が見られます。他も同じ)

▲寒河江川でゴミ拾いをする参加者。今年もたくさ
んのゴミが川の周辺に捨てられていました

▲好天に恵まれ川の状態も良かったことから、釣
果は上々の様子でした

▲昼食時には芋煮汁、焼き鮎、おにぎり、ナス漬けな
どが主催者から提供されました

▲表彰式で上位入賞者に賞品を手渡す(株)寒河江測量設計事務所の安孫子社長

▲参加者が釣ったアユは、地元の福祉施設(3施
設)に贈呈

▲主催者と協賛各社のスタッフが用意してくれた心づくしの「芋煮汁」。今年は100食分を作ったそうです

▲閉会式では協賛してくれた各社の社名を呼び上
げ、感謝の意を表しました

▲寒河江川の清掃作業後、参加者とスタッフ全員そろって記念撮影をしました。来年はもっと多くの人
が、寒河江川のクリーンアップに参加してくれることを願います
 2010.9.6掲載
 
赤川支流で昨年に続き「サクラマスの産卵場造成」。約20人が参加しました。
「産卵場の造成を人工的にやることは本当は望ましいことではないが、現状ではやむを得ない」と茂木場長は挨拶
▲作業開始に先立って挨拶する山形県内水面水産
試験場場長の茂木省三氏

▲集合場所から産卵場造成の現場へ、10分ほど歩
いて向かいます
 一般参加者を募って行う「サクラマスの産卵場造成」が9月4日、参加者約20名を集め、赤川の某支流で行われました。この産卵場造成は、山形県内水面水産試験場と赤川漁協、山形大学農学部河川環境研究室(大久保教授)の3者が協力し企画したもので、昨年に続き2回目。当日は朝9時に現地に集合し、午後2時頃まで産卵場造成に汗を流しました。
 作業内容は昨年と同様で、まず産卵場となる場所の土砂をスコップやツルハシなどを使って掘り出して水深70cmを確保します。その後に、あらかじめ川原で拾い集めた直径10〜20cmの石を投入し、さらにその上に直径5〜10cmの石を投入して、全体で約25cmの石の層をつくります。最後に流速を計り、水深や石と石の隙間が適切かを確認して作業は完了しました。来月上旬にはまた同じ場所に参加者が集まり「産卵の観察会」を行う予定です。
 山形県内水面水産試験場の方によると、今年(今年度)は国の緊急雇用創出事業の予算を活用して山戸漁協でもサクラマスの産卵場造成を予定しており、イワナ、ヤマメ、アユについても赤川漁協、山戸漁協、温海町内水面漁協の3漁協で産卵場造成を予定しているとのこと。アユの産卵場造成は県内では初めての試みであり、特に注目してみたいと思います。
作業はかなりの重労働。暑さもあって汗が絶え間なく流れました
▲現場到着後さっそく作業開始。川底を掘り出す
班と川原で石を拾い集める班に分かれ、作業を進
めました

▲拾い集めた大小の石は川原に山積みにし、掘っ
た川に投げ入れていきます

▲これで造成完了。泥や砂がなくキレイに石が敷
き詰められています
ダムや堰堤の下流などは、ほとんどの場合石と石の間は砂や泥で埋まってしまいます
▲造成完了後の川底を水中撮影してみました。石
と石の間に隙間があるのがよくわかります。この
隙間が、孵化した仔魚が外的から身を守ったり、
水流に耐えたりするのに重要な役割を果たすとい
うことです
 2010.8.18掲載
 
今年も赤川支流でサクラマスの産卵場造成。参加者募集中です!
 昨年に続いて赤川漁協では、サクラマスの増殖のために赤川の支流でサクラマスの産卵場造成を行います。9月4日に造成作業を行い、10月9日に、無事に産卵が行われたか「観察会」を行う予定になっています。参加費は無料で昼食付きとのこと。サクラマス釣りファンの方など、ぜひご参加下さい。詳細はこの下線の部分をクリックしてPDFファイルをご覧下さい。
 2010.7.26掲載
 
大井沢のキャッチ&リリース区間のレギュレーション変更について
 最上川第二漁業協同組合が管轄する西川町大井沢地区を流れる寒河江川のいわゆるキャッチアンドリリース区間について、この度レギュレーションの変更がありました。これは「新たな漁場管理のために今年8月7日〜9月30日の限定」で試行するもので、従来は指定区間内での魚の持ち帰りはすべて禁止でしたが、今回試行されるレギュレーションでは、一部の区間で尾数制限付きで魚の持ち帰りが可能になったりしています。遊漁の際はここに添付するPDFファイルをご参照いただき、間違いのないようにして遊漁を楽しんでいただければ幸いです。
★PDFファイルはここをクリックしてご覧ください。