「山形釣り情報」・・・県内の釣り関連ニース2008
 


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 2008.12.6掲載(7日に一部追加)
 最上小国川の治水問題、県が赤倉地内温泉調査の報告会を開催
 
県は一方的な“報告”に終始し、十分な質問の時間もとらず強引に閉会。問われる行政の姿勢
 
〈ニュース概要〉
 
山形県(最上総合支庁建設部河川砂防課)は12月4日、最上町中央公民館で「最上小国川 赤倉地内温泉影響調査報告会」を開催しました。この報告会は、県の最上小国川における治水計画(いわゆる穴あきダム計画)の進め方に疑問や不満を持つ地域住民などからの要望を受け、県が10月上旬に行った「温泉影響調査」について報告するために開催したもの。具体的にはその調査の目的や調査方法、調査結果、そしてその調査結果に基づいて県が出した“治水対策”の結論を、報告という形で公表しました。会場には地元住民を中心に180〜200人の聴衆が集まり、その報告に耳を傾けました。
  10月の温泉影響調査では、赤倉温泉地内を流れる最上小国川の“流れ”や“水位”などが、2つの旅館の湯舟に直接湧き出ている温泉とどういう関係にあるのか、また水位などの変化が温泉湧出にどのような影響を及ぼすかなどを調査。その結果、川の水位が低くなると温泉の湧き出し量が減り、逆に川の水位が高くなると温泉湧き出し量が増えるというように、
川と温泉は密接な関係にあることがわかったということでした。(詳細は下記掲載の◆資料参照のこと)
 
そして県では、この調査結果をもって「温泉地内の河床を掘削することは、温泉に影響を与えるため、治水対策は河川改修ではなく穴あきダムで行う」と結論づけました。会場からは、穴あきダム以外での治水を望む人たちから質問や疑問がいくつも出されましたが、そうした声はいつものようにダム賛成派の人たちのヤジで遮られ、また司会者が時間切れを理由にドタバタと報告会を閉会する始末。こうして報告会は文字どおり県からの一方的な報告で終わり、建設的な議論も意見交換もなく、中途半端で釈然としないものとなりました。
  県は今回の報告で「赤倉温泉の治水対策は、河川改修ではなく、穴あきダムでおこなう」と明言したことで、今後は穴あきダム建設に向けてより具体的な作業を進めていくものと思われます。しかしダム以外の治水対策を望む住民や団体は、今回の報告にまったく納得しておらず、むしろ県に対する不信感を一層募らせたような格好。よって、穴あきダム建設を進めたい県と、ダム以外の治水対策を求める住民や団体との間で、今後もさまざまな意見の申し入れなどが行われていくものと思われます。



報告会で県が配布した資料(PDFファイル)--1
         同                --2

県はスライドを使って調査内容を説明。しかしその説明は、説明の仕方も用語もかなり専門的で、地元住民を対象にした報告会であることを考えると、はなはだ配慮に欠けたものという印象でした。会終了後にその辺を県側の担当者にただしたところ、山形県土木部河川砂防課のF氏は、「わかる人が聞けばわかる」とコメント。また、今回の報告会を19時〜20時のたった1時間に設定し、会場から質問が出ているにも関わらず時間切れを理由に閉会したことについて質問したところ、山形県最上総合支庁・建設部・最上小国川ダム建設室のS氏は「報告会なので1時間くらいあれば十分と思った」とコメントしました。こうしたコメントから、わが山形県の行政人の姿勢・資質というものがおわかりいただけるかと思います。なお、今回の会を県が「報告会」と位置づけ、実際に質問や意見を制限して文字通りの報告会に終始したことを考えると、今後改めて“質問を受け付ける場や、意見交換および討議の場”などを設けるべきかと思います。

主催者を代表してあいさつに立った山形県土木部の幹部。今回は土木部の最高責任者である高村部長は出席しませんでした。

 
取材後記(今回の報告会でポイントとなる部分の解説や、取材して感じたことなどを以下に書き出します。)

1. 今回の「温泉環境調査」は、どんな意味を持つものなのか!

◆今回の「温泉環境調査」の意味をお分かりいただくためには、まず「最上小国川の治水問題(ダム問題)」について概要をおさらいしておく必要があります。
  そもそも、なぜ最上小国川に「穴あきダム計画」が持ち上がったかといえば、それは赤倉温泉で過去に何度か川の増水・氾濫による水害の歴史があり、町の要請を受けて県が、赤倉温泉を中心とした最上小国川の治水対策を検討しだしたことに始まります。県は当初、ダム案、放水路案(赤倉温泉を迂回するバイパス水路を作る案)、河川改修案の3つで治水対策を検討したということですが、現実的にはダム案が最も妥当と結論づけ、それを流域住民を集めて立ち上げた「最上小国川ダムを考える懇談会」などにかけて説明してきました。ダムについては、最初は水を溜める多目的ダムを考えていたのが、途中から治水目的のみの穴あきダムへと変わったりしたものの、それでも県は一貫してダム建設案を妥当とし、強力に推し進めようとしています。この「ダム案が最も妥当」とする県のひとつの論拠となっているのが、「赤倉温泉地内の川をいじると温泉に影響する」ということです。わかりやすくいうと、川底を掘ったりすると温泉の湯脈を傷つける危険性があり、その結果、温泉の湧き出し量が減ったりする影響が考えられる、ということです。実際、過去に温泉地内を流れる小国川の川底を掘って温泉の出が悪くなり、県が補償金を支払ったしたこともあったようです。しかし、現在の技術をもってすれば、温泉に影響を与えないで河床を掘削したり、あるいは温泉地内の一部河川を拡幅したり、さらには堤防をかさ上げするなどの手法を複合的に用いることで治水は可能とする意見も多く、実際、土木工学や河川工学の専門家からもダムによらなくても治水は可能という見解が寄せられています。そうした中、今年になって県が「赤倉温泉地内の川をいじると温泉に影響する」としてきた論拠に、詳しい調査に基づいた具体的な裏付けがなかったことが判明。そこでダム案に反対する住民や団体などから、詳しい調査の要望が出され、それを受けて県は10月6日、温泉地内の川を一部せき止め、3名の学識経験者の指導のもとに調査を実施し、その結果を今回公表したというわけです。
  前置きが長くなりましたが、つまりは温泉地内の川底を掘っても温泉への影響を回避できれば、掘った分だけ水が余計に流れることになり、洪水になりにくい = だから、ダムでなくても治水はできる、となるわけです。そういう意味で、今回の調査は非常に重要な意味を持つものでした。

2. なぜ3名の学識経験者全員が報告会に出席しなかったのか?


今回の調査結果を元に、県は3名の学識経験者の意見を聞いて、「治水対策は河川改修ではなく穴あきダムで行う」と結論づけたと説明しています。3名の学識経験者とは、配布資料には氏名も肩書きも記されていませんでしたが、山形大学理学部・地球環境学科の山野井徹教授、山形大学地域教育文化学部・生活総合学科の川邉孝幸教授、(財)中央温泉研究所の高橋副所長の3名だそうです。当日の報告会には、この3名のうち(財)中央温泉研究所の高橋副所長だけが出席し、3名の統一した見解として資料を読み上げました(高橋副所長は、「私は3名の代表ではなく、あくまで統一見解を読むだけ」と何度も繰り返した)。これに対し「3名の統一見解といっても、ここで出るいろいろな質問に答えには3名とも出席するのが普通だと思うが、なぜ他の2名は出席しないのか」と参加者から声が上がりました。その質問に県の担当者(主に司会進行をした方)は、「お誘いはしているんですけども、ご都合が悪かったんじゃないかと思いますけども…」と歯切れの悪い回答。この点については参加者のいうように、会場からの質問を受ける以上は、どんな質問が出るかわからないわけで、3名の学識経験者がそろって出席するのは当然のこと。県は変な勘繰りを避けるためにも3名の学識経験者にそろっての参加を要請し、透明な報告会を行うべきだったと思います。県は今後、こうした質問や疑問に答える場を設けるべきですし、その場には3名の学識経験者もご出席いただいて、質問に答えていただくべきかと考えます。

3. 資料の中でのポイント1……「約60立方メートル増える」の根拠は?
  基本高水流量 毎秒約340立方メートルは妥当な数値なのか?

  右の図は、今回の調査結果に基づいて、仮に「河川改修」による治水対策を行った場合、こうなりますよというモデルケースを県が理論づけしたものです。これを見ると、川底を広げてたくさんの水が流れるようにする目的で、川底の砂や土・石などを温泉に影響がないように掘り起こした場合、温泉地内を流れる水の量は毎秒60立方メートル増えるといっています。しかし、その60立方メートルだけでは、県が想定する毎秒340立方メートルの流量に届かないため、川底を掘る方法ではやっぱり赤倉温泉の治水はできませんよという論理構成になっています。(ちなみに現在の赤倉温泉地内の流下能力は毎秒120立方メートルとのこと。これに60立方メートルをプラスして180立方メートル。想定する340立方メートルには160立方メートル足りないのだという)
  しかし、毎秒60立方メートルという数字をどうやって算出したのか説明はありません。県は、明確な科学的根拠を示さなくてはなりません。
 また、県が想定する毎秒340立方メートルの流量にも、専門家から
過大に過ぎるとの指摘があり、本当にこれが妥当な数値設定なのか議論の余地が十分にあります(これまで十分な議論はなされていません)。
  以上のような理由で、県が今回の調査結果をもとに「治水対策は穴あきダムで行う」と結論づけたのははなはだ早計で、極めて短絡的といわざるを得ません。

4. 資料の中でのポイント2……水位を維持する施設づくりは、本当に困難なのか?
  
  右の図は、上記3と同様に、県が今回の調査結果に基づいて出してきた河川改修による治水対策の試案です。少し専門的になりますが、今回の調査で、河川の水位と2つの温泉旅館の湯舟に直接湧き出している温泉とは、密接な関係にあることがわかりました。川の水位が下がると温泉湧き出し量は減る。逆に水位が上がると温泉湧き出し量は増える。このことから、2つの旅館の湯船に直接湧き出している温泉の量を維持するためには、川の水位が一定以上に保たれることが必要のようです。
  現在は、温泉地内を流れる小国川に高さ1.7mほどの堰堤があり、それが水位を高く保つ役割を果たしています。しかし専門家によると、増水時にはその堰堤が水流を阻害し、洪水を起きやすくするというマイナスの作用を果たすことになっているそうです。そこで注目されるのが、国土問題研究会の清野真人氏が提案している「現在ある高さ1.7mの固定堰を可動式にし、普段はその可動堰によって水位を高く保ち、増水時には可動堰を開放することで水の流れをスムーズにし、水位の上昇を抑える」というプランです。右の図は、その清野氏のプランに対して県が出してきた試案ですが、報告会では説明がわかりにくかったことと、この説明の部分について早く終わらせようと駆け足で説明した印象で、まったく説得力を感じませんでした。この部分については、3名の学識経験者の誰が検討し、「困難である」と結論づけたのか確かめたい気持ちでしたが、それも叶わずに終わってしまいました。
  いずれにしてもこの部分については、県は再度、機会を設けて丁寧でわかりやすい説明をすべきです。また試案の検討にあたっては、県土木部内の人間や、自分たちが独自に選定した学識経験者だけで行うべきはなく、例えば最初に可動堰のプランを提唱した清野氏や、河川工学の権威で最上小国川の穴あきダムについては何度も現地調査や検討を重ねられている今本博健・京大名誉教授などの意見も聞きながら検討すべきと考えます。
5. 最後に記者雑感
  今回記者は、報告会がバタバタと閉じられた直後、県の担当者たちの所に足を運び、「今回の報告会のやり方(一般人にわかりにくい資料、一般人にわかりにくい説明の仕方など)について、これでいいのか」という疑問をぶつけてきました。また、たった1時間の時間設定で、質問も数を限定し、質問が長引くと『簡潔にお願いします』とプレッシャーをかけるやり方。最後はダム賛成派の人たちのヤジと罵声の中で、ドタバタと報告会の幕を閉じるやり方。その終わり方は、まるで場外乱闘のドタバタの中でゴングが乱打されてオシマイとなる、何十年も前のプロレスを見るようでもありました。そして堪らず、「こんな報告会のやり方でいいと思っているのか」と言葉をぶつけてきた次第です。県のやり方に、あまりにも腹が立ったからです。
  こうした県の姿勢は、今に始まったことではなく、2001年7月に開かれた「第一回 最上小国川ダムを考える懇談会」の時からずっと変わらないものです。最初からダム賛成の人が大勢を占めるメンバー構成のもとで開かれた、第一回懇談会。その中でダム反対の人が意見や質問をすれば、きまって「質問が長い」とか「お前ばかりしゃべるんじゃない」とか横やりのヤジが入り、挙句の果てには公正であるべき県職員(土木部河川砂防課)の司会者が、発言を遮ってしまうようなやり方。そうした行為は、あらゆる懇談会、報告会、委員会でほぼ毎回見られました。そうしたやり方が、建設的な意見交換や討議の場を失わせることになり、一方では地元住民の間に賛成派と反対派の“仲たがい”とでもいうべき空気を作り出すことにもつながってしまいました。これは明らかに、県土木部河川砂防課、あるいは最上総合支庁建設部の責任だと思います。行政は、いやこれらの部署で働く皆さんは、こうした責任をどう考えているのか、組織のせいにせず自らの頭と心で考えてほしいものです。そして正すべきところは、勇気をもって正していただきたいものです。記者も勇気をふるって取材し、書いているのです。
  県の組織とは違いますが、国土交通省の出先機関には、たとえば山形河川国道事務所には、「地域づくり推進室」なるものがあって、地域づくりに関する相談を受け付けることになっています。一般に「地域づくり」といえば、地域住民の交流促進や地域の活性化などを目的に、住民参加の様々な催しなどを行うのを言うと思いますが、でもそうした「地域づくり」を掲げる国土交通省と密接な関係にある県土木部が、地域住民の仲たがいにつながるようなことをしていていいのでしょうか。いいわけはないと記者は考えます。
  まだ遅くはありません。最上小国川の治水対策はどんな方法が最も良いのか。赤倉温泉を水害から守り、そして温泉街や地域の活性化を図るには、どんな方法がいいのか。ダム賛成派も反対派もなく、本当に純粋な気持ちで、これからの地域のために、またわれわれの子どもや孫たちのためにも、考えましょう。(当サイト管理人・佐藤)

 2008.11.14掲載(15日一部追加)
 最上小国川のダムに依らない治水に向け、シンポジウム開催!
 〜参加した識者、専門家らが穴あきダムの弊害と、ダムに依らない治水対策が可能なことを明言〜

  山形県が最上小国川の治水対策で高さ46m、幅126mもの穴あきダムを建設しようとしているのに対し、“ダムでなくても治水は可能”だとしてダムに依らない治水対策を求めている「最上小国川の“真の治水”を考える会」(押切喜作代表)は11月9日(日)、河川工学の専門家や識者など各分野から講師を招き、赤倉温泉内の公民館でシンポジウムを開催しました。
  シンポジウムに講師として参加したのは、河川工学や防災工学の専門家で、京大防災研究所所長を長く務め、淀川流域委員会の委員長を務めたことでも知られる今本博健氏(京都大学名誉教授)と、元衆議院議員で、川辺川ダム問題の地元自治体である相良村村長も務めた矢上雅義氏。また土木工学を専門とする国土問題研究会の清野真人氏と、ダム問題や自然環境・自然保護の問題に詳しいアウトドアライター・天野礼子氏、そして鶴岡市議会議員で環境問題、福祉、農業、文化・教育と幅広い分野で精力的な政治活動を展開する草島進一氏の5氏。シンポジウムでは今本氏、矢上氏、清野氏がそれぞれ専門分野からの講演を行い、その後5氏が壇上に上ってパネルディスカッションを行いました。
  この中で最も興味深かったのは国土問題研究会の清野氏の講演。清野氏は10月上旬に山形県が赤倉温泉内の小国川を一部せき止めて行った「温泉の湧き出しメカニズムと河川の水との関連調査」の結果を元に、ダムに依らない治水対策の可能性について検討。その結果、「河川の水位と温泉の湧き出しメカニズムは関連と連動が認められたが、温泉内を流れる小国川にある高さ1.7mの固定堰を可動式に改修し、河川内の砂礫を取り除くことで、河道の流下能力をかなり増加させることができる。この方法にさらに“護岸のかさ上げ”などをプラスすることで、ダムによらない治水は十分に可能だ」と結論づけました。
  10月初旬の調査については、県も12月上旬に報告会を予定しているようですが、山形県の斎藤弘知事は13日の記者会見で「川床の掘削は源泉に影響を与える恐れがあるとの結論が得られた」(この部分、14日付け山形新聞朝刊より引用)と述べた模様。同じ調査を元にしながら、なぜまったく逆の結論が出てくるのか、非常に興味深いところです。12月初旬の報告会については、まだ詳細は何も把握していませんが、引き続き当サイトでは取材を続けていくつもりです。皆さんもぜひ関心を持ち、そうした報告会やシンポジウムに足を運んでみてはいかがでしようか。
シンポジウムに参加した一般来場者は約70名ほど。ダム反対の立場をとる漁協関係者や自然保護団体の方たちがほとんどでした。しかし、掲示板にも書きましたが、一般参加者はそのほとんどが50〜70歳くらいの高齢の方たちばかり。30〜40代のもっと若い人たちにも参加してもらいたいものだと、強く思いました。
民主党 参議院議員・舟山やすえ氏からのメッセージ新党日本代表 田中康夫氏からのメッセージ田中康夫氏のメッセージ続き
上の写真2枚は、新党日本代表・田中康夫氏(右)と、民主党参議院議員・舟山やすえ氏(左)から寄せられたメッセージです。クリックすると拡大版がご覧いただけます。

開会の挨拶に立った「最上小国川の“真の治水”を考える会」の押切喜作代表。

鶴岡市議会議員の草島進一氏は、考える会の事務局として今回のシンポジウム開催に奔走し、会場設営、総合司会、パネルディスカッションへの参加と八面六臂の活躍でした。

今本氏は豊富な専門知識と経験に基づいて、ダムによる治水の限界と、ダムがもたらす弊害などについてわかりやすく説明し、これからの治水のあり方についても言及しました。

矢上雅義氏は熊本県から遠路はるばる訪れ、川辺川ダムに反対してきたご自身の考え方と活動内容を発表。またダム及び砂防堰堤の弊害などについても事例を持って解説しました。

国土問題研究会の清野真人氏は、県がダム建設の理由として上げる4つのことに“ごまかし”があると指摘し、改めて「最上小国川の治水はダム以外の方法で十分にできる」と力強く述べました。

パネルディスカッションに参加した天野礼子氏は、最近の国内における「脱ダムの流れ」について解説。「どこの知事も行政も、脱ダムの民意を無視してダム建設に走ることはできない」と述べました。

5氏によるパネルディスカッション。

実際のステッカーは丸形で、周囲の四角い黒い部分はありません。なおステッカーなので、裏の紙をはがして貼れるようになっています。サイズは直径10cm。この写真より少し大きいです。

<皆様へお願い>
今回のシンポジウムを企画した「最上小国川の“真の治水”を考える会」では、全会員が小国川の清らかな流れを愛し、赤倉温泉を初めとした流域の治水はダム以外の方法でも可能だと考えて、何とかその意見を多くの人に伝え、ダムに依らない治水を実現しようとがんばっています。しかし、ダム建設を推進する山形県や最上町などが、県や町の予算を使ってダム建設をアピールしているのに対し、考える会ではそうした予算があるわけもなく、シンポジウムへの参加費(今回は一般参加者の参加費として500円をいただきました)や細々としたカンパなどで活動費をまかなっている状況です。そこで考える会では、左の写真のようなステッカーを制作し、これをダム反対派の人などに購入してもらうことで資金集めと、活動のアピールをする事にいたしました。これについて「山形釣り情報」でも全面的に応援したく、ここに、皆様へのステッカー購入をお願い申し上げる次第です。なかなかダム反対の活動はできない人でも、こうした支援は可能なはず。ぜひ皆様の応援をお願いいたします。

考える会の活動を支援し、ステッカーを購入いただける方は、住所、氏名、購入枚数を明記して当方までメール送信してください。こちらでメールを受け取りましたら、振込先など必要事項を記入して返信いたしますので、料金を計算してお振り込み下さい。当方では入金を確認したら、ステッカーをクロネコメール便でお送りさせていただきます。
 ●ステッカーは1枚500円です。
 ●送料・手数料はステッカーの枚数に関わらず100円頂戴いたします。
 ●メールはinfo@yfn-net.jpです。

2008.10.15掲載
●「海釣りフォーラム2008」が12日に開催され、シロギスの資源保護を呼びかける!

 山形県庄内総合支庁産業経済部水産課が主催する「海釣りフォーラム2008」が10月12日(日)、酒田市総合文化センターで開催されました。このフォーラムは、近年漁獲量の減少が目立つシロギスについて、その資源の維持と回復を図るためさまざまな角度からシロギスについて考え、遊漁者にも協力を呼びかけようと開催したもの。連休中とあって参加者は多くありませんでしたが、パネルディスカッションなどでは参加者も交えていろいろな意見交換がなされました。
 このフォーラムで「シロギス資源回復のための取り組み」と題して基調講演を行った山形県水産試験場の粕谷和寿研究員は、水産試験場が行った「釣針の選択制試験」や「釣針の飲み込み回避試験」等について説明し、「小さいシロギスを釣らないためには10号とか大きいの釣針を使うことが有効」ということや、「釣針を飲まれないようにするには、針にハリスを結んだときにできる“余り糸”を短く切り取らず、1cm程度残しておくことが有効」といった研究成果を披露しました。
 続いて行われたパネルディスカッションでは、荘内日報社の橋本政之氏(代表取締役社長)をコーディネーターに、水産物卸売業・手塚商店の手塚太一社長、釣り人代表の林一郎し、山形県漁業協同組合の西村盛氏(漁政課係長)、庄内浜文化伝道師の本間ゆみ子氏の4氏がパネラーとして意見交換。この中で興味深かったのは林氏の発言で、林氏は「シロギスは確かに全国的に釣れなくなって来ていて、守るべきだと思っている。海岸線の護岸工事が進み、砂浜が減少しているのことや、環境の変化などが大きな原因と思うが、釣り人として何ができるか考えると、やはり“小型魚の再放流”かと思う。またある程度のキャリアがある釣り人なら小型魚の多いポイントはわかるので、“小型魚の多いポイントではなるべく釣らない”ことも可能だろう。県の呼びかけや啓発もあって12cm以下のシロギスは再放流しようというのはかなり広まっている。この山形県の12cmルールは、釣り具メーカーにとってもプラスになるはずで、釣り大会などで12cm以下のシロギスは対象外にすれば、釣り人は遠投して大きいシロギスを狙うしかなくなってくる。となれば、より遠投できる竿やリール、糸の開発などが進むはずだ。」と述べました。
 最後に事務局(水産課)は、「シロギスは地域おこしまで含めたポテンシャルのある魚。そういう魚がいなくならないように、山形だけでなく全国へ呼びかけていくことも大事。」と総括しました。
 なお山形県の「シロギス資源回復計画」はここをクリックすればご覧いただけます。


2008.10.1掲載
●10月12日に酒田で「海釣りフォーラム2008」開催予定。ぜひご参加を!

 10月12日(日)の午後1時から、酒田市総合文化センターで山形県庄内総合支庁産業経済部水産課が主催する「海釣りフォーラム2008」が開催されます。このフォーラムでは「シロギスの資源回復」をひとつのテーマに、講演やパネルディスカッションが予定されています。皆様もぜひご参加ください。詳細はここをクリックして案内パンフレット(PDFファイル)をご覧ください。

2008.8.10掲載
●寒河江川で「第1回クリーンUP &鮎釣り大会」が開催されました!
  本日10日、ドコモショップ寒河江店(後藤健治代表取締役)が主催する「寒河江川 第1回クリーンUP & 鮎釣り大会」が寒河江市のチェリーランド裏を流れる寒河江川を会場にして開催されました。この鮎釣り大会は、ドコモショップ寒河江店が、日頃お世話になっている地域社会に貢献しようと、鮎釣り大会と寒河江川のクリーンアップ、そして釣ったアユを地元の福祉施設に贈呈することを目的として開催したもの。大会には開催趣旨に賛同する19名の釣り人が選手として参加し、鮎釣りの釣果を競った後、スタッフとともに河川清掃を行いました。河川清掃は釣り大会の会場となったチェリーランド裏付近を、ゴミ袋を手に約一時間ほど行いましたが、後で燃えるゴミと燃えないゴミなどに分別。集まった量はゴミ袋にして20袋ほどで、他にゴミ袋に入りきらないものも多く、2トントラックに一杯分ほどにもなりました。このゴミは後日ドコモショップ寒河江店で、適正に処分するということでした。
 今回は企画から実施までの期間が短かったことと、同じ日に県内の有力河川で同じ鮎釣り大会が開催されていたこともあって予定より少ない19名の参加にとどまりましたが、ドコモショップ寒河江店の後藤社長は、「開催趣旨に賛同してくれる方たちが多く、来年もぜひという声がたくさん聞かれたので、来年も開催する方向で考えたい」と述べていました。次回はぜひ皆さんもご参加下さい。

鮎釣り競技と河川清掃終了後、参加者とスタッフで記念撮影。

開会の挨拶で、大会開催の趣旨を述べるドコモショップ
寒河江店の後藤健治代表取締役

参加者には弁当、飲み物の他に焼き鮎、カキ氷、スイカなど
が振る舞われ、参加賞として全員にスイカが配られました

後藤健治代表取締役(右端)と上位入賞した3名。右から3位の
八鍬誠選手、優勝した矢作英昭選手、2位の早坂市郎兵衛選手

河川周辺のゴミを拾い集め、本部に戻る選手とスタッフ

小一時間の清掃でこのくらいのゴミが集まりました

参加者が釣ったアユは、寒河江市と河北町内にある
3つの福祉施設に贈呈されました

2008.8.7掲載
●8月3日、「サンラインカップ鮎2008小国川大会」が開催されました!
 去る8月3日、(株)サンライン主催のアユ釣り大会「サンラインカップ鮎2008小国川大会」が舟形町を流れる最上小国川を会場に開催されました。大会には東北、北関東、北陸などから86名が参加。予選(6:30〜11:00の3時間半)と決勝(12:00〜14:00)の2回戦でアユ釣りの釣果を競い合いました。決勝戦では城内竹行選手(岩手県)と本間公一選手(新潟県)が25尾の同尾数となり、勝敗を決するため早掛け勝負に突入。その結果、本間選手が先にアユを釣り上げて見事に優勝を飾りました。県内選手は予選では軒並み好成績を上げましたが、決勝では振るわず上位入賞は成りませんでした。
順位 氏 名 予選成績 決勝成績
優勝 本間公一(新潟県) 33尾 25尾
2位 城内竹行(岩手県) 22尾 25尾
3位 米沢厚志(岩手県) 25尾 23尾
4位 渡辺忠一(岩手県) 21尾 22尾
5位 高橋一博(秋田県) 26尾 21尾
以下、予選を通過した県内選手と予選での釣果
Aブロック…佐藤一広(38尾)、安彦信一(34尾)、高橋新一(30尾)、渡辺浩(29尾)、矢口春一(22尾)
Bブロック…市川利光(31尾)、工藤尚(25尾)、梅津修次(24尾)、矢作寿朗(22尾)、八鍬則昭(19尾)

2008.8.7掲載
●本日7月27日、がまかつ主催の「がま鮎チーム対抗戦」が開催されました!
 去る7月27日、(株)がまかつ主催のアユ釣り大会「2008がま鮎チーム対抗戦」が開催されました。この大会は、3人一組でチームを作り、チーム対抗で釣果を競い合うというもので、東北一円や北関東などから25チーム75名が参加しました。予選1回戦は7:30〜11:00の3時間半で行われ、トップチームは3人で74匹の釣果を記録。2回戦は予選を勝ち抜いた11チームで、12:30〜14:30の2時間で行われ、計51匹の釣果を上げた「闘麗会Aチーム」が優勝を飾りました。2位には地元の「小国川FC・Bチーム」が入りました。予選を通過したチームの成績は以下の通りです。
順位 チーム名(メンバー氏名) 1回戦(予選)成績 2回戦(決勝)成績
1位 闘麗会 A(田中健一、日夏秀一、坂内友洋) 50尾 51尾
2位 小国川FC B(高橋保美、高橋明彦、長沢英明) 57尾 46尾(1.62kg)
3位 がまかつテスターA(池田正義、二瓶悌二、落田豊久) 46尾 46尾(1.46kg)
4位 リバーサイドG(加藤新三、五十嵐一浩、栗田一) 74尾 42尾
5位 鮎友遊会エクセルシオ(紀伊洋、小野義明、三原浩治) 64尾 41尾
6位 GスペックI(熊谷則幸、吉田聡、波田野篤史) 67尾 38尾(1.56kg)
7位 匠鮎会B(今田栄一、黒澤正治、古澤和美) 63尾 38尾(1.26kg)
8位 匠鮎会C(佐藤一広、安彦信一、佐藤久義) 61尾 36尾
9位 がまかつテスターB(伊藤和広、加藤欽也、工藤康弘) 66尾 32尾
10位 河瀬魅A(小泉弘、福島二三男、菊地重三郎) 57尾 30尾
11位 鮎友遊会アネッサ(松井秀悦、佐藤正明、小林徹) 46匹 26匹

2008.8.5掲載(8.18追加)
●中山町の古澤和美選手が、「第32回G杯争奪全日本アユ釣り選手権」で優勝の快挙!
 (株)がまかつから当方に入った情報によると、8月3日(日)〜8月4日(月)に富山県神通川で開催された「第32回G杯争奪全日本アユ釣り選手権」で、中山町在住の古澤和美選手が優勝したということです。国内で開催されるメーカー主催のアユ釣り大会では、その歴史や参加者の規模などからトップクラスの評価を受ける権威ある大会。しかも全国に名を知られる鮎釣りの名手たちを退けての優勝であり、その素晴らしい快挙に惜しみない拍手を贈りたいと思います。詳細はがまかつのHPをご覧下さい。
http://www.gamakatsu.co.jp/event/32ayu/32ayusokuhou.htm
◆8.18追加分◆
「第32回G杯争奪全日本アユ釣り選手権」の詳しい資料が(株)がまかつから届きましたので紹介します。
 
    *
 この全国大会には、全国各地で開催された予選を勝ち上った選手とシード選手、がまかつ推薦の選手40名が参加。その40名が1回戦・2回戦、準決勝、決勝を戦い、権威あるG杯を争いました。
 東日本シードとして参加した古澤選手は1・2回戦で5組に入り、ここを2位で通過。ちなみに5組には福岡一己、井上和典、由井幸雄、古久保佑、坂田安盛、君野貴文という選手たちがおりました。
 


優勝を飾った古澤和美選手(写真中央)
 続く準決勝では福田眞也、古久保佑、廣岡保貴といった選手とともに3組に入り、ここを1位で通過。尾数は22尾で、トップトーナメンターとしてその名を知られる福田眞也選手に3尾差を付けての勝利でした。
 そして迎えた決勝戦。決勝戦に進んだのは古澤選手と角眞光彦(北陸)、矢内伸人(南東北)、北村健一(西日本シード)の4名で、試合はそれこそ1尾を争う一進一退の接戦となりました。2時間に及ぶ激戦で、4選手の釣果は角眞光彦選手が25尾、矢内伸人選手が23尾、北村健一選手が24尾。そして古澤和美選手が26尾。まれに見る激戦を制しての優勝でした。
 

見事な引き抜きを決める古澤選手。


2008.7.24掲載
●7月22日にダイワ鮎マスターズ南東北地区大会が開催されました!
 去る7月22日、ダイワ精工(株)主催の「ダイワ鮎マスターズ南東北地区大会」が最上小国川で開催されました。今大会には県内外から150名が参加。川は渇水続きで厳しいコンディションでしたが、日頃磨いた鮎釣りの技術を遺憾なく発揮し、見事な試合を見せてくれました。釣果は、1回戦(予選)では7時〜10時30分の3時間半でトップが30尾を記録。2回戦(決勝)でも12時〜14時の2時間でトップ24尾と、素晴らしい釣果を記録。大会競技委員長の伊藤稔氏によると、「全国各地で開催しているダイワ鮎マスターズの大会の中でも、選手の平均釣果は最上小国川の大会が最も多い」ということでした。そして死力を尽くした戦いの結果、優勝を飾ったのは宮城県から参加した吉田寿選手。2回戦では大会本部前の左岸(チャラ瀬)を見事な泳がせ釣りの上トバシで丹念に探り、24尾の釣果を上げました。2位の大山博選手とは同尾数でしたが、規定により重量の差で優勝に輝きました。なお上位10名に入った選手(以下の表に掲載)は、8月3日に寒河江川で開催されるブロック大会に進出します。また是非がんばって、全国大会へと進出していただきたいと思います。
順位 氏 名 1回戦(予選)成績 2回戦(決勝)成績 所属クラブ
1位 吉田 寿(宮城県) 21尾 24尾(904g)  
2位 大山 博(秋田県) 25尾 24尾(654g) 東北流友会
3位 小野慎一郎(青森県) 27尾 21尾 闘将村田軍団
4位 中川将行(岩手県) 19尾 21尾 東北流友会・チーム河童
5位 岩渕和彦(宮城県) 19尾 19尾 カジタル倶楽部
6位 千葉浩之(宮城県) 22尾 18尾  
7位 佐藤 信(秋田県) 22尾 18尾  
8位 庄司正広(新庄市) 22尾 18尾 小国川FC
9位 細目浩二(宮城県) 25尾 17尾 宮城天狗の会
10位 佐藤重行(新潟県) 20尾 16尾 新潟流遊倶楽部
※以下、予選(1回戦)を通過した県内選手の成績
13位 佐々木浩(尾花沢市) 22尾(19位) 15尾 小国川FC
17位 矢作寿朗(舟形町) 19尾(24位) 13尾 小国川FC
18位 横尾裕一(東根市) 22尾(17位) 12尾 薫緑会
22位 工藤尚(山形市) 24尾(8位) 10尾   
26位 佐藤清次(村山市) 22尾(16位) 10尾   
29位 尾関武彦(山形市) 23尾(11位) 7尾  

2008.7.22掲載
●東北流友会(伊藤稔会長)が最上小国川でトーナメントスクール開催。参加者募集中!
 名手揃いで知られる東北流友会(伊藤稔会長)では、毎年最上小国川を会場にして鮎釣りスクールを開催しています。今年は8月16日と17日の2日間開催する予定で、現在参加者を募集しています。同スクールは、鮎釣り大会に出て上位を目指したいという人だけでなく、鮎釣りを上手くなりたい人、鮎釣りを体験したいという人なども対象にしており、伊藤稔会長をはじめとして西角喜昭、小貫藤夫、菊池正幸、大里光博、岡崎孝、和気淑景、木下誠也といった名手たちが指導にあたります。とはいっても堅苦しいものではなく、本当に優しくわかりやすい指導で、鮎釣りの技術や心構えなどを教えてくれます。ぜひ一度ご参加いただければと思います。詳細はここをクリックして、PDFファイルをご覧下さい。

2008.7.14掲載
●最上小国川で2008シマノジャパンカップ鮎釣り選手権東北大会が開催!
 7月13日(日)、舟形町を流れる最上小国川で今シーズン最初の鮎釣り大会となる「2008シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会・東北大会」が開催されました。大会には県内をはじめとして東北一円や北関東、新潟などから159名が参加し、アユ釣りの技を競い合いました。競技はまず7:00〜10:00まで1回戦が行われ、ここで上位に入った32名が2回戦へ進出。2回戦は11:00〜13:00の2時間で行われ、その結果、茨城県つくば市の平文暉朗(てるお)選手が優勝を飾りました。そして準優勝には昨年の大会で優勝を飾った東根市の松浦孝浩選手が入りました。平文選手と松浦選手は、2回戦(決勝)の成績が21尾で同数でしたが、大会規定で「セミファイナル出場権を左右する順位でない場合は
ゼッケンの数字の小さい方が勝者となる」ため、平文選手が優勝、松浦孝浩選手が準優勝ということになりました。今回の大会で上位8位までに入った選手は、8月9日に栃木県の那珂川で開催されるセミファイナルに出場することになります。
順位 氏名(市町村) 1回戦成績 2回戦(決勝)成績
1位 平文暉朗(茨城県) 15尾 21尾
2位 松浦孝浩(東根市) 22尾 21尾
3位 横尾裕一(東根市) 16尾 19尾
4位 藤本幸司(山形市) 16尾 18尾
5位 城内竹行(岩手県) 13尾 17尾
6位 宍戸春男(宮城県) 13尾 16尾
7位 高橋一博(秋田県) 14尾 14尾
8位 駒沢 優(東根市) 14尾 14尾
*以下、2回戦に進んだ県内選手と成績(2回戦で好成績を上げた順)
15位 齊藤健(村山市) 18尾 11尾
27位 佐々木浩(尾花沢市) 16尾 9尾
28位 工藤尚(山形市) 20尾 8尾
29位 児玉隆祐(東根市) 16尾 8尾
30位 高橋保美(舟形町) 17尾 7尾
31位 大場正人(舟形町) 14尾 5尾


2008.7.2掲載
●ドコモショップ寒河江店が8月10日にアユ釣り大会開催。参加者募集中!
  寒河江市新山の国道112号沿いに店舗を置くドコモショップ寒河江店(後藤健治代表取締役)では、日頃お世話になっている地域社会に貢献しようとこの度アユ釣り大会を企画し、来る8月10日(日)に近くを流れる寒河江川でアユ釣り大会を開催することになりました。この企画は、県内有数の清流である寒河江川でアユ釣りを楽しんでいただきながら、大会後は寒河江川のクリーンアップを行い、参加者が釣ったアユは地元の福祉施設に贈呈して旬の味覚を味わっていただくことで、環境活動への貢献、社会福祉への貢献など、さまざまな形での社会貢献を目的としたもの。この大会開催にあたり同店では参加費3,000円、定員50名で参加者を募集しております。参加ご希望の方は、以下に記す申し込み方法でお申し込み下さい。なお、参加者には参加記念品を用意している他、上位入賞者には豪華賞品があり、他にも抽選で豪華賞品が当たるということです。釣り具メーカー主催の釣り大会と違い、社会貢献を目的とした釣り大会ということで、当日はマスコミ各社も取材に訪れる予定。皆さん、どうぞふるってご参加下さい。
●参加資格:中学生以上の男女(18際未満の方は保護者の同意が必要です)
●参加費:3,000円(オトリ鮎代、昼食代、保険料などを含む。税込)
●競技方法:友釣りで勝敗は尾数による。
●申し込み方法:必要事項をまとめて大会事務局(山形アドビューロ内)までハガキかFAXかEメールのいずれかの方法でお申し込み下さい。後日、参加証、要項などをお送りいたします。
※定員50名で、定員になり次第申し込みは締め切りとさせていただきます。
※申し込みの際の必要事項は以下の通り。
 <氏名(ふりがな)、生年月日(年齢)、性別、郵便番号、住所、自宅電話番号、携帯電話番号、メールアドレス>

2008.6.27掲載
●山形市、天童市を流れる高瀬川や立谷川で盛んに河川工事が行われてます。

河川改修はどこの河川でも行われていますが、いま山形市や天童市を流れる高瀬川、立谷川、そして馬見ヶ崎川では非常に大規模な河川工事が行われていて、その光景を目にするたびにその工事のやり方に驚かされます。前記の3河川にはおそらく漁協がないためだと思われますが、川にいる生き物(主に魚ということですが)のことなど全く考えていない様子で、それこそ“好き勝手にいじって”います。漁協があれば工事の際には漁協の許可を得なければならず、このように川全体を平らにしてしまうような工事のやり方は、まず認められるはずもありません。改めて漁協の必要性、漁協がいかに川の生態系と美的環境を守るの力になっているかを実感させられます。

2008.5.22掲載
●最上小国川の治水対策について、県が28日に報告会を開催します
 来週の5月28日(水)、山形県が最上小国川の治水対策事業に関する報告会を開催します。場所は最上町役場に隣接する最上町中央公民館の大ホールで、時間は19:00〜20:30。開場は18:30です。この報告会は、山形県が小国川漁協の役員名とダム建設への賛否を勝手に判断し、それを書類にまとめて国への申請資料にしていた問題で延び延びとなっていたものです。その問題をうやむやにしたまま、どんな報告をするのか大変注目されるところです。例によって報告会は平日に開かれますので、なかなか遠方の方は行けないと思いますが、釣り人の方にはできるだけ足を運んでいただき、行政(県土木部)の仕事の仕方をご自分の目で見ていただければと思います。
2008.5.1掲載
●ワカサギの自主放流に当サイトも資金参加しました!
 ワカサギ釣りの専門サイト「TAKI WAKASAGI FREAK」を運営するTAKI氏を中心とするワカサギ釣りの愛好者数名によるワカサギ卵自主放流が、3月30日と4月5日の2日間に渉り行われました。当サイトもこの自主放流に参加する予定でしたが、残念ながら都合が合わず、資金参加(20万粒分)のみとなりました。詳細は「TAKI WAKASAGI FREAK」の「釣行」のページに掲載されていますので、ご覧下さい。
「TAKI WAKASAGI FREAK」http://web1.omn.ne.jp/~taki/wakasagi/